天理ファミリーネットワーク

2001年に親里で開かれた「ひきこもり」に関するフォーラムの参加者から、「同じ悩みを抱える家族や、おたすけ人同士の談じ合いの場を」との要望が多く寄せられました。そこで翌年、教内の心理・福祉などの専門家らで「天理ファミリーネットワーク(TFN)」を結成し、活動を続けてきました。

活動内容

「ひきこもり」「うつ」を考える集い

「ひきこもり」「うつ」当事者のご家族や、おたすけに関わっている方が対象です。
お道を信仰する同士で学び、支え合うための場として、年に3回開催しています。
スタッフを務める教内の専門家などによる講演の後、参加者の中でよく似た立場や境遇のメンバーによるグループで話し合います。

公開講座

天理ファミリーネットワークの紹介とスタッフの研修も兼ね、教内外の専門家を招いて、毎年3月に開催しています。
基礎的なことから対応の工夫まで、様々なテーマを取り上げています。
関心のある方は、どなたでもご参加いただけます。

※『「ひきこもり」「うつ」を考える集い』『公開講座』の開催については、ひのきしんスクールのホームページや、天理時報などでご案内いたします。

参加者の声

  • 講師の先生のお話やグループでの話し合いで、とても共感できることがありました。 いろいろな悩みを抱えて大変な中を、家族としてどう向き合うかを考える上で、よい機会となりました。
  • 教えていただいた社会資源を利用しながら、周りの方々の手助けもいただいて、 みんなで温かく本人を見守っていきたいと思っています。
  • グループでの話し合いでは私自身の話を親身に聴いて下さり、心が解放される思いがいたしました。 この経験を今度は立場を変えて、おたすけに活かしていきたいと思います。
  • お道につながる方でも、本当に多くの方が「ひきこもり」や「うつ」で苦労なさっているのだなあと感じました。 自身ももっと勉強し、おたすけができるようになりたいと思いました。
  • 「ひきこもり」「うつ」は本当に難しい問題で、いろんな人のつながりが必要なことですので、このようなネットワークが大切だと感じました。